2026年FIFAワールドカップの32強戦(ラウンド32)が米大陸で開催され、ベルギーが0-2の黒星を喫しながらも延長戦でセネガルを3-2で逆転撃破した。同時に、共催国の米国もボスニア・ヘルツェゴビナを2-0で破り、24年ぶりの16強入りを果たした。各都市では熱狂的な応援が巻き起こる一方、ドイツの早期敗退など各国の運命が分かれる展開となっている。
ベルギー対セネガル戦では、セネガルが前半24分にハビブ・ディアラ、後半50分にイスマイラ・サールが得点し、試合を有利に進めていた。しかし、後半86分にロメル・ルカクが1点を返すと、わずか3分後にユールイ・ティエマンスが同点ゴールを奪い延長戦に持ち込んだ。延長125分、ティエマンスがPKを決めて歴代最遅得点を記録した。ルディ・ガルシア監督はティエマンスの冷静さを称賛し、セネガルのパペ・ティオ監督は「残酷な結末」と語った。米国対ボスニア戦では、フォラリン・バロウンが前半45分に先制弾を挙げたものの、後半64退場処分となった。それでもマリック・ティルマンが82分にフリーキックで2点目を奪い、マウロ・ポチェティノ監督率いるチームは24年ぶりの16強入りを決めた。この他、イングランドがハリー・ケインの活躍でコンゴ民主共和国を2-1で破り、メキシコもエクアドルを2-0で下して40年ぶりの16強入りを実現した。
一方、ドイツはパラグアイにPK戦で敗れ、3大会連続で早期敗退となった。ジュリアン・ナーゲルスマン監督の采配や継続性の欠如が批判の声を集めている。W杯は米大陸の各都市で熱狂的な応援に包まれながら、準々決勝への道が混迷を深めている。各国の監督や選手が抱える期待と挫折が交錯する中、残されたチームが次の舞台へ向けて戦いを続ける。