2026年F1世界選手権第4戦マイアミGPが、悪天候を理由にスタート時間を3時間前倒しして実施される。予選ではメルセデス所属の19歳キミ・アントネッリがポールポジションを獲得し、F1史上最年少のタイトルリーダーとして快挙を成し遂げた。
予選は過酷なコンディションの中で行われ、アントネッリが1分27秒798の最速ラップでトップに立った。4度のチャンピオン経験を持つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を僅差で下し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3番手に入った。前日のスプリントレースを制したランド・ノリス(マクラーレン)は4番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が5番手、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が6番手と、トップチームの争いは一進一退の接戦となった。アントネッリの連続ポールポジションは3戦連続となり、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハに並ぶ歴史的快記録である。
主催者側は、当日の午後から激しい雷雨が予想されるため、安全確保とレース時間の確保を優先し、スタート時間を現地午後1時(日本時間翌日午前0時)へ前倒しした。米国のスポーツ競技法則により雷鳴が聞こえると即座に競技停止となるため、この判断は不可欠だった。なお、本レースは中東情勢(イランとの紛争)による5週間の中断期間を経ての復帰戦であり、各チームはアップグレードパッケージを投入して実力を試す場とした。
天候リスクを回避し、無事にレースを完遂できる見通しが立ったことで、ドライバーとチームの負担軽減に成功した。アントネッリの快進撃が本格的に加速する中、フェラーリやレッドブルが反撃の糸口を模索する展開が予想される。F1界の注目は、史上最年少タイトル争いの首位を走る若き天才が、マイアミの街で初勝利を飾れるかにかかっている。